2008年4月 3日 (木)

新帆掛け舟を折り紙で

083salon34  3月のサロンでは折り紙でちょっと頭の体操。作ったのは新帆掛け舟とおやつ入れ。どちらも少し難しそうに見えるけど、Mさんが指導法にも工夫を凝らしてくださったお陰で、みんないくつもの帆掛け舟とおやつ入れを完成させることができました。今回、おやつ入れにはゆで卵が入っています。(画像はクリックで拡大表示されます。)

083salon36  折り紙の後は、それぞれの帆掛け舟に『○○丸』『○○号』などと思い思いの名前をつけて、長テーブルを海に見立て、うちわで扇いで、ボートレースならぬ帆掛け舟レース。優勝チームの誇らしげな表情をご覧下さい。

 帆掛け舟の作り方、順を追って画像を並べますので、是非皆さんも挑戦してご覧下さい。

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2008年3月20日 (木)

フィルタリングソフト

Pansyheart  昨日は、春休みを前に補連協(青少年補導連絡協議会)の主催する『地域巡視と連絡会議』に出席しました。あいにくの雨で、巡視中もほとんど子供とは出会わず、私達の町では問題点は見つかりませんでした。

 今回の会議でのテーマのひとつは、『子供の携帯へのフィルタリング(有害サイトにアクセスすることを防ぐ装置)導入』、警察でも青少年指導センターでもこのことを勧めています。携帯電話はとても便利な反面、有害な情報や犯罪を助長する情報も氾濫しているインターネットに簡単にアクセスできる怖さもありますね。 特に判断の未熟な子供達にとっては携帯電話が元で犯罪に巻き込まれる恐れがあります(私の子供達が児童の頃には、こんな怖い問題はなかったなぁ…)。

 そこで導入を勧められているフィルタリングフィルタリングソフトは、情報を受け取る側がホームページの閲覧をコントロールするためのソフトウェアです。 フィルタリングソフトを使うと、情報を発信する人の表現の自由を奪うことなく、 情報を受け取る側にとって不適切なホームページの閲覧を拒否することができます。

 例えば、『爆弾の作り方』をインターネット上で発表しても、一緒に自殺する人を募ってもそれら自体は犯罪にはなりません(表現の自由)。また、出会い系サイトに関わる事件のうち携帯を介してが96%、被害者の内84%が18歳未満の児童(2004年)、という数値もあります。従ってフィルタリングソフトによってこのようなサイトを子供に見せないよう閲覧を拒否するのです。

 我が家に児童世代がいないので余り真剣に考えたことがなかったこの問題ですが、説明を聞いているうちに空恐ろしくなってしまいました。フィルタリングの申し込みは各携帯電話会社で、無料で受け付けてくれるそうです。児童をお持ちのご家庭では、是非とも子供さんの携帯にはフィルタリングソフトを導入して頂きたいと願います。

財団法人インターネット協会:有害情報やフィルタリングソフトに関する情報ページ

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2008年3月19日 (水)

ブログ講座もっと続けたかった

Daffodil01  3時間×2回のブログ作成講座を終了しました。どの程度習得して頂きたいかで講座内容は決まるし、その内容をどれくらいの時間で納めるかは、受講される方のパソコン操作経験・インターネット接続経験が、多いに関わります。

 インターネットはブラウズするだけだったご高齢の受講生を対象の場合は、ブログの仕組みであるとかインターネット用語であるとか、ネットの便利さやその逆の危険性も理解して頂きつつ講座を進行させる必要があります。

 これらブロガーとして必要な初歩的な知識を学んで頂きつつブログ作成と管理の操作技術を習得して頂くには、3時間×2回は少し短すぎると、終了した今感じています。

 ブログ作成・記事投稿・画像挿入・編集・コメント投稿や削除など等、体験はして頂けたけど、習得と言うにはあまりに忙しすぎたと思うのです。復習コースと言うシステムを設けて引き続き安価な講座料金でフォローしていく方法もスタートさせましたが、ブログ作成講座自体をもう少し時間的に充実させる必要があるでしょう。 

 ともあれ、受講生さんのブログはスタートしました。私も同じブログサービスのブログを新設し(ココログではありません)、記事の中にブログ運営のヒントを書いたり、そこから受講生さんのブログにコメントを投稿したり、受講生さんがブロガーとして独り立ちできるようフォローを続けようと思っています。

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2008年3月10日 (月)

ブログ作成を教える

083hyuganatu  シルバー人材センターのパソコン教室で、『ブログ作成講座』を開きました。『パソコン基礎』『ワード』『ワードステップアップ』『エクセル』『デジカメ』『インターネット』など様々な講座を開いていますが、『ブログ作成』は初めての試みです。

 訪問指導でのブログ作成は、ご本人のパソコンで行うので、ブログサービス会社のID取得や確認メールのやり取りなど、とても簡単にできるのですが、教室のパソコンで行うので、少し複雑です。

 事前に、テキスト作りを担当して下さったMさんと打ち合わせ。本番さながらの予行演習で、何とか楽に、しかも確実にID取得できる方法を確立することができました。

 受講生さんに、ブログをどう理解して頂くかにも工夫が必要です。様々なブログサービスサイトや、E-ラーニングサイトなどで情報収集の上、ブログの概要をまとめました。サンプルとして閲覧してもらう、何種類かのブログも決定しました。考えられる質問やハプニングに対処するため、何度か一人模擬授業も行ってみました。

 そしていよいよ昨日、『3時間×2回の講座』の一日目。講師クラブの会長Sさんも急きょ駆けつけて下さり、何とか一日目の課題をクリア、受講生さんそれぞれが、ブログを立ち上げ、受講生さん同士で相互訪問して、コメントを投稿するなども行うことが出来、一日目は先ず々々成功と言えそうです。

 なんだかとても大きな仕事をしたような達成感。でも未だ来週があります。受講生さんたちが間違いなく順調にブログ管理を続けて行けるよう、もうひと頑張りです。そして、この『ブログ作成講座』を定期講座の中に組み入れて、ますます充実したパソコン教室にしていきたいものです。

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2008年2月18日 (月)

心に響くお話と歌声

作曲家・演奏家 前川裕美さんのトーク&コンサート

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 呉市・『世界人権宣言』呉実行委員会の主催する左図パンフのようなトーク&コンサートを聴きに行きました。

 講師前川裕美さんは網膜色素変性症で「盲導犬とともに歌付き講演会やコンサートを行っている音楽家」という前知識しかなかったのですが、「盲導犬と暮らすってどんなことだろう、」「盲目の人たちにとって、この社会はどのように写っているのだろう」と好奇心は高まっていましたので、期待しながら会場へ向かいました。

 Kagayaitekure002yumi08216con04 舞台に現れた前川裕美さんの印象はとってもしなやかな女性、優しい顔立ちにソフトな声、話し方もはっきりゆっくり、とても優しく、歌声もやわらかく透き通って心の奥まで入り込んでくるような感じでした。

 でも、その外に表れている優しさやわらかさの奥に、多くの困難にもめげずに夢に向かって進む努力を続けた意志の強さ、忍耐強さがあったからこその、今日の彼女であることに、心揺す振られました。

 残念ながら、講演中の撮影・録音は禁止されていたので、パンフレットの前川さんの写真の部分と、開演前の舞台の様子を載せます。

 徐々に視力を失って行く中、音楽家になる夢を諦めず、周囲の反対を押し切って単身アメリカ留学、そのアメリカで、彼女は目の不自由な人に対する健常者の態度が、日本とアメリカで大きく違うことを体験、積極的に社会に出て行く習慣を身に付けられたようです。

 日本では、白杖を持っていても、それに健常者が誤ってつまづいたり、たまには杖を蹴飛ばされたり、ということが多く、せっかく持って出た白杖をカバンに畳み込んであまり使わなかったそうです。何かにぶつかったり躓いて転んだりしたとき、周囲から『危ないと思ったのよ…。』と言うささやきが聞こえることがあるけれども、『危ないと思ったのなら、ぶつかる前に、転ぶ前に伝えて欲しい』と、彼女の切実なそして当然の訴えも聞き流せません。平気で点字ブロックの上で立ち話をしている人がいたり、点字ブロックが自転車やバイクの駐輪でふさがれていたり、日本での外出はとても危ないことが多いそうです。

 ところがアメリカでは白杖を持っていると、周りの人たちがとっても気をつかってくれ、さっと道を開けてくれたり、入り口のドアを開けて『左側を開けていますよ。』などと声を掛けてくれたり、交差点では信号を教えてくれたり『ぼくの肩に摑まりますか?』と言ってくれたり、とても外出が楽しくなったとおっしゃいました。 

 一人ではじめてボストン美術館に出かけられたときのエピソードも印象的でした。彼女は視野が非常に狭く、視力もとても弱いのですが、そのとき開催されていたモネ展をとても見たかったのだそうです。 白杖を持った彼女が絵の前に立ち、一生懸命観ていると、彼女には少し視力があるんだと分かった周囲の人たちが、サッと絵の真正面の場所を彼女のために空けてくれたと言うのです。次の絵に進むとまたその絵の真正面、一番良く見える場所を空けてくれ、そのように、彼女は周囲の人たちの優しい思いやりで、観たかったモネの絵を最後の一枚まで一番良く見える場所で鑑賞なさったそうです。

 私がカリフォルニアで1年間過ごしたのは18年前でしたが、街中で障害者を良く見かけました。車椅子にも日本でよりはるかに頻繁に出会ったものです。日本にも障害者はいっぱいいるはずなのに??なぜ日本では街中であまり見かけないのかな??と、単純な疑問を持ったものでした。

 当時、ミュージカルを見に出かけたことがありましたが、新鮮な驚きだったのは歌詞やせりふをとてもリズミカルに表現してくれる手話通訳の存在でした。特に歌を通訳するときはリズムに合わせ表情たっぷりに手話で歌ってくれるので、演奏の聞こえない人もどんなリズムなのかが分かり、歌をより楽しむことができるなあ、と感心したものでした。それに加えて幕の手前、舞台の上部にはテレビのテロップのように、電光掲示で歌詞やせりふが流れるのです。これには本当に驚かされました。この二重の通訳により、耳の不自由な人もストーリーの筋を追うこともできるし、十分にミュージカルを楽しめるな、と街に障害者の姿が多い理由の一つが分かったような気がしました。再度言います、18年前の話です。

 振り返って今の日本、障害者と健常者が共に生きるという考えは社会に浸透しているでしょうか?彼女は、六年間のアメリカ留学生活の中で、自分が今何をしたいのか、何ができて何ができないのか、今何を手伝って欲しいのかを周囲の人にうまく伝えることを徐々に身に付けていったとおっしゃいました。障害者が共に生きたいと願っても、健常者の側に共生を受け入れる体制ができていなければ、かみ合いません。

 健常者がもっともっと障害者に近づく努力をすること、障害者について学ぶことが必要だと思います。私も街で障害者に出会ったら、これまでよりももっと積極的に声を掛けてみようと思います。収穫大のトーク&コンサートでした。

 

  

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2008年2月16日 (土)

手作りギョウザ

Photo  中国製冷凍ギョウザに農薬混入というショッキングな事件が、台所を預かる主婦の頭上に暗雲のごとくに重くのしかかったままです。

 昨年の世相を表す漢字は『偽(ギ・いつわる・にせ)』、不二家、白い恋人、ミートホープ、赤福等々食品表示偽装が次々発覚しましたね。食品のほかにも年金記録問題、防衛省の汚職問題、テレビ番組捏造問題など、庶民をだます『偽り』は、枚挙にいとまがないほどでした。

 「今年こそ『偽り』のない明るい世相を」そして「今年の漢字はポジティブに明るく」と願って迎えた新年も、やっと1ヶ月という1月末の事件発覚です。そして、今だに原因は解明されておりません。

 行政による徹底した安全対策や、企業のモラル・安全意識の徹底を即刻進めていただきたいのは当然ですが、消費者個人としては何ができるのでしょうか。

 冷凍ギョウザのような加工食品が私達消費者の手に届くには、いったい幾社の企業を経由してくるのか、そしてそれぞれの企業がどのような安全対策をとっているのか、私を含め多くの消費者は普段は余り深く考えることなく、「十分安全である」ことを前提に食卓に並べていると思います。例え気になっても、それぞれの加工食品について全行程をチェックすることは不可能で、信頼して買うより他ありません。

 半世紀前の食生活を思い起こしてみると、当然今日のようなバラエティーはなく、冷凍食品など全くありませんでした。ギョウザ、コロッケ、ハンバーグ、なんでも食材を買ってきて家庭で作っていました。食材の肉や野菜が汚染されていてはどうしようもありませんが、少なくとも、自分の手で選んだ食材を自分で洗ったり匂いをかいで見たりできるのですから、加工冷凍されたものより安全性のチェックは深まります。

 特にギョウザを包んだりコロッケをこねたりする作業は、工作のような楽しさもあり、子供に手伝ってもらったりするととてもよい母子のコミュニケーションチャンスにもなったものでした。材料や作り方を工夫し、我が家ならではのオリジナルなギョウザ・コロッケなどを作ることもできます。

 今回の事件の陰で、『ひと手間かけた家庭の味を作る習慣を取り戻してはいかが?』と私達にささやく声が聞こえるような気がします。たまにはお子さん、お孫さんと一緒に、あるいはご夫婦でギョウザを包んで見ませんか?

 

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2008年1月26日 (土)

西洋磁器絵付展

Img_0035_2Porcelain41 会場いっぱいに展示された作品の数々。これら磁器は、すべて一人の女性が絵付けしたもの。呉市美術館で開催中の『西洋磁器絵付展』を拝見しました。白磁の器(そのまま食器として使えるもの)に絵を描いて700度くらいで焼くのだそうです。Porcelain37
 ご本人のご了解を頂き、ポーセリンアーティスト・梅田八重子さんの作品展画像をアップします。撮影が下手で作品の美しさをそのままお伝えできないのが申し訳ないのですが、雰囲気は分かっていただけると思います。

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 梅田さんは西洋磁器絵付を始めて13年ほど。地方では学べないので、東京に住んで長年の勉強を続けていらしたそうです。それ以前にパンフラワーなども勉強しておられるので、その頃からだと30年以上とおっしゃったかな。とにかく根気よく勉強と製作を継続していらしたことに感服です。

 ばらの花の絵が多いのですが、それぞれ違っていてそれぞれとても丁寧に描かれており、中にははっとするようなデザインのものもあります。一枚一枚ゆっくりと眺めていってもあきさせない何か惹きつけるものがあります。一筆一筆一人の手で描かれた花びらの一枚一枚に、気の遠くなるような長い地道な作業を継続させる努力を感じてしまうからでしょうか。

 瀬戸内の小さな町にも、掘り起こせばたくさんの力ある芸術家がいるのです。そして、同姓・女性の素晴らしい芸術家とその作品に出会えたこと、嬉しい体験でした。

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すこやかサロン新年会

今年も楽しく

081salon05  1月24日(木)、すこやかサロン神原の新年会を開催しました。、今週に入ってからずっと寒い日が続いており、サロン当日も時折雪のちらつく寒い一日でした。

 参加者の中には、『利用者から評判を聞き、とても興味があるので、ぜひ一度見学したい』と事前に連絡を下さった、地域の居宅介護支援事業所のケアマネージャー、Fさんの姿も。

 最初のプログラムは今年も元気に楽しく過ごせますようにと願っての『笑いまショー』、みんなで声を揃えて高らかに初笑いです。可笑しくないのに笑うと逆に可笑しくなってくるから不思議です。一声目の笑いは多分皆さん少し努力しての笑いですが、だんだん可笑しくなって、心から笑えてくるのです。輪になって笑うみんなの明るくて楽しそうな顔に誘われて、み~んな腹の底から笑ってしまうのです。

081salon08  今回も行った紙風船バレーボールで優勝したのは、若いFさんの加わった3組。少し汗ばんだ後は、百人一首と坊主めくりです。百人一首は、若いころカルタクイーンだったMさんが、少し解説をして下さってから始まります。

 かるた取りの優勝者はKさん、1グループ8人でカルタを囲んでのゲームで28枚をとり、だんとつの強さでした。

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 おやつは前日煮込んで味をなじませたぜんざい、当日朝搗いたやわらかいお餅を入れて、美味しく出来上がりました。

 今年もこうやって毎月集えるよう、参加者の皆さんが健康でありますよう、そして、私も健康で活動が続けられますよう。新たな意欲と希望に心改まるサロンでした。

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2008年1月19日 (土)

燃える伝統行事の炎

盛大なとんど祭り08tondo0108tondo03_208tondo12

今日はこの冬一番の冷え込み、しかし朝から晴天でとんどにはうってつけ。とんど祭り会場の宮原小学校校庭には、1週間前に組み立てられたとんどが、そそり立っています。

 故後藤保育所園長さんによって復活したとんど祭り、現在は宮原小学校PTAの主催で行われています。子供達だけでなく、地域の人たちも続々と集まってくる校庭の一角には2台の消防車も待機しています。

 学校、PTA、地域の老人会などが一緒になって準備し、多くの地域の人たちの参加できるこのような行事は、子供達はもとより、参加する多くの地域の人たちの心に、『宮原は良いな、宮原の人たちは良いな、こんな行事いいな、』という地域の人々、文化、伝統、環境、などを愛する気持ちを育てることでしょう。

 とんどは、画像のように3段に別れていて、中段には子供達の書初め作品がたくさん掛けられていました。子供達の願い事を書いたものも掛けられているようです。地域の人たちが持参したしめ飾りや門松などは、一番足元の笹に重ねて燃やします。

08tondo13  大人に付き添われた子供達が、とんどの周り7~8箇所で点火しますと、一瞬あって、とんどは一気に燃え上がりました。沸きあがる歓声と同時に、とんどを囲む人々の輪がざわざわと後ずさりし少し広がりました。少し離れた校舎の窓から見ていた私達のところにも炎の熱気が伝わってきました。

 しばらくして、炎が治まるとお餅を焼きます。PTAが用意したお餅と、地域の人たちが各自持参したお餅が、炭火の上で焼かれます。とんどの炎にあたったり、とんどの火で焼いたお持ちを食べれば1年間無病息災で過ごせるといわれているので、今年はきっと大病をしないですむでしょう。

 燃え上がる炎を見ながら、子供の頃、田舎の田んぼの中で行われていた素朴なとんどの記憶が蘇りました。地域によってとんどの組み方は様々のようで、田舎でのとんどは、1本の柱を芯にして、切り出してきた竹を長いまま何十本も束ねて立て、足元に稲わらをたくさんおいて火をつけたものでした。今日体験したとんどより、もっと煙が多く、竹の割れる音ももっと激しかったように記憶しています。

 毎年1月14日の夕方行われていました。子供達は書初めを竹の先などにつけて煙の上にかざします。書初めがとんどの煙に乗って遠くへ飛べば飛ぶほど、習字がうまくなると言い伝えられていたからです。舞い上がってすぐに近くに落ちてきたりすると、再度煙の上にかざし、とにかく遠くへ飛ばそうと頑張ったものでした。

 この日は鏡餅を焼く日でもありました。竹ざおの先にしっかりと固定した鏡餅を焼いたのも懐かしい思い出です。お餅を焼く頃にはもうすっかり暗くなっていたものです。そして、とんどの日のもう一つの楽しい思い出が、『とのへい』です。

 『とのへい』というのは、アメリカでハローウィンの夜、子供達が”Trick or Treat”と言いながら近所を回ってお菓子をもらうのに似ています。今はもう廃れてしまったかもしれませんが…。

 近所のともだちと一緒に、あるいは兄弟姉妹で、2~3人で回るのです。親にわらすぼを作ってもらいます。わらすぼとは昔は納豆を発酵させるのに使っていましたね、あの稲わらを束ねたものです。中に何かを詰めていたのか、空だったのかは記憶にありませんが、『とのへい』といいながらそのわらすぼを玄関から投げ込むのです。

 投げ込まれた家では、そのわらすぼに「お餅」「みかん」「お菓子」などを詰めて返しますが、返すときにとのへいの子供に水を掛けてもよいことになっているから大変です。とのへいへの対応は家庭によって様々で、本当に水を掛けようと、バケツに水を用意している人もいて、玄関先にわらすぼは置いてくれるのだけど、水を掛けられそうでなかなか取りに行けなかったり、全くそんなことをせずに、「どうぞ」とお菓子のいっぱい入ったわらすぼを手渡ししてくれる人もあったり。

 伝統行事とんどに参加して、懐かしい昔が蘇りましたが、50年も前のことなので、記憶違いもあるかもしれません。もしも同じような体験をお持ちの方、ぜひお知らせいただきたいです。

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2008年1月14日 (月)

結婚式2008

より個性的に

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 弟の息子である甥の結婚式と披露宴に参列し、新郎新婦のアイディアでプロデュースされた楽しいプログラムにどっぷり浸かる一日を過ごしました。様々な儀式の慣習が時の流れに沿って徐々に変化していく中、結婚式もまた変化を続けていることを快く実感した一日でもありました。

 新生活のスタートをできるだけ自分たちらしくと工夫した若い二人のほほえましさが随所に感じられました。甥が学生時代茶道部に所属していたことも初めて知り、個性的なデザインのウエディングケーキの抹茶クリームに納得したり、新婦がお色直しのために退席している間、二人のお気に入りだという『スティッチ』の着ぐるみ姿でテーブルサービスに回るお茶目な甥のすがたにほほえんだり。そういえば、披露宴会場の前のホールでは、電気仕掛けのスティッチが2個、よちよちと歩き回っていたっけ。

 私がとても感動した初体験のプログラム二つ。一つは、両親とともに行ったケーキカットとファーストイートです。新郎新婦のケーキカットの後、両家の両親もケーキカット、そしてファーストイートは3つのカップルで同時に行われたのでした。子供の結婚に際して、大きな感慨に浸っているであろう両親、その両親に親としての感慨だけでなく、自分達の先輩の夫婦としての何十年もの歩みを振り返って欲しい、そしてここで新たに、揺るぎなき二人の夫婦愛を確認して欲しいとの思いでしょう。

 そしてもう一つは、新郎新婦より両家の祖父母に新家庭の報告とこれまでの感謝と長寿を願ってプレゼントが贈られたことでした。そういえば弟夫婦は田舎をとても大切にしてきました。私たちの両親はもう他界して久しいのですが、弟の連れ合いさんのお父様はご健在です。弟達夫婦は、甥達が小さい頃から頻繁に田舎を訪ね、季節ごとの農作業の手伝いも欠かさず続けています。そんな環境で育った甥達にとっては、祖父母の存在は一段と身近で大切なものなのでしょう。弟達夫婦の優しさが、甥達にも確実に受け継がれているのだと、とても嬉しく感じました。

 人生の大きなターニングポイントである結婚式、当事者の気持ちを大切にした、よりその人らしい祝宴ができることは嬉しいことです。できれば業者に頼らず、手作りの会ができればそれが理想ですが。

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