« 『いもくって ぶ』 | トップページ | 進化する介護 2/3 »

2007年5月 2日 (水)

進化する介護 1/3

施設見学1 八千代病院(介護療養型医療施設)
       

Yachiyo23y6_45  4月27日、地区民協から上記施設見学に行きました。呉市内ではないのですが、高齢者医療の分野で、患者の人としての尊厳を大切にし、メンタルケアーにも多いに力を要れ、充実した医療、ケアーを行っている施設です。

Yachiyo04y6_45  先ず、広島県安芸高田市にある八千代病院です。ホールや廊下で出会う職員さん達はどなたも明るい笑顔であいさつをして下さいます。

 患者本人・患者の家族・医療従事者が、連携を密にしていくことを大切にされ、相談窓口や、話し合いの場を設け、患者の希望に添う形で、生活機能の維持、向上の意欲を持てるよう、様々な工夫がなされているようです。

 上の画像は、八千代病院食堂です。私たちもここで昼食を頂きました。職員さんも何人か食事されていました。面会の家族と患者が会食をしたり、コンサートなどのイベントに使ったりされる、広くて明るいホールです。

Yachiyo06y6_45  感心したもののひとつに、メンタル面のリハビリの実施がありました。広い体育館のようなリハビリ室は、左半分を身体リハビリに使用されていますが、、右半分は書道、生け花、俳句や短歌などの趣味活動による、メンタルリハビリに使用されているそうです。院内の廊下には画像のような、入院患者さんの作品が展示されていました。

 患者としての生活というより、日常性を取り入れた、「人としての生活」が送れるよう、工夫されているのです。趣味を持ち楽しみながら腕を上げていくこと、同じ趣味の仲間との交流など、患者は社会人としての自覚や生きがいを感じることが出来、そのことが、生きる意欲につながるという考えで進められているそうです。

 もうひとつ、とても驚かされたこと、オムツは介護を工夫し、自立を促すことで減らせる、という事実です。医療介護現場での身体拘束は2000年の介護保険導入に伴ない禁止されましたが、ここ八千代病院ではそれ以前から身体拘束を廃止していました。

 先ずひもや安全ベルトを焼却し、オムツいじりを防ぐためのつなぎを廃止したそうです。きめ細かな介護と記録化によって、個々の患者の排泄パターンを掴むことで、1年間でオムツ半減は実現したのだそうです。

 また、ケアワーカーが一緒に入浴することで、うつ状態改善、拘縮の改善など、効果が見られるそうです。

 この病院では、患者の人としての尊厳を大切に考え、人が生きていく上で重要な、食事・排泄・入浴を「自分で出来る喜び」をもう一度思い出し、笑顔のある毎日を過ごしてもらえるようなケアーを目指していると説明されました。

 私などもう両親も夫も他界していますから、ケアーする側よりされる側になったときのことを考えてしまいます。果たして自尊心を保ちながらケアーしてもらえるのだろうかと…。すべての医療機関が、このような徹底した人権尊重のケアーを行って欲しいものですね。

|

« 『いもくって ぶ』 | トップページ | 進化する介護 2/3 »

コメント

qsojibxgu rbdm teaynhl xiolgsn zhyv kpis gzcuh

投稿: wnkq rdqln | 2007年10月 1日 (月) 04時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『いもくって ぶ』 | トップページ | 進化する介護 2/3 »